知らない人から見たら、この記事タイトルに「?」しか浮かばないでしょうねぇ。
GrandStream HandyTone 701 (型番:HT701)とは、アナログ電話アダプタ(ATA)と呼ばれる製品です。
「ATAってあれだろ!ハードディスクの規格で、SATAの前身だろ!」
って思った人、残念でした。それじゃないです。
ここでいう「ATA」は、SIPと呼ばれるIP電話を普通の電話回線に変換する装置のことです。
一部のインターネットサービスプロバイダ(ISP)では「ひかり電話」なんて言ったりもします。
「IP電話ってあれだろ!Skypeの通話とかLINEの通話とか!」
って思った人、またまた残念でした。
それはVoIPといって、SIPとは違う規格なのです。
今回はそういうのではなくて、
- 050plus
- IP-Phone Smart
- ブラステル
などのSIP規格のIP電話の話です。
・・・と偉そうに書きましたが、この記事の中ではSIP規格のIP電話をHT701に設定する方法は載せていません。
そういうのは他のブログやサイトで分かりやすく記載されていますので、そちらをご覧になった方がいいでしょう。
今日は、その設定の一部で詰んでしまい、2か月ほど悩んでいろいろ試した結果、思わぬことが原因だったってお話です。
みなさんは、「オートコンプリート」ってご存知ですか?ご存知ですよね?
Googleとかにログインしたら、「パスワードを保存しますか」って聞いてきて、「はい」を選ぶと、次回以降のログイン時に、IDとパスワードを勝手に入力してくれる便利なアレです。
HT701には、もちろん悪意のある/ない人から設定情報を見られたり書き換えられたりしないよう、設定画面に入るにはパスワードが必要です。
それで、このパスワード画面にオートコンプリートを設定したわけです。
それが間違いだった
ここで入力したパスワードは、ログイン画面以外の部分にもパスワードを入力してくれちゃいます。
それが、「FXS Port」タブの「Authenticate Password」です。
この「Authenticate Password」は、SIPアカウントのパスワードを設定する箇所です。もちろん、設定画面へのログイン用のパスワードとは異なるものです。
そこを何度設定しても、オートコンプリート機能がSIPアカウント用のパスワードを上書きしてしまうのです。
そのため、いくら頑張ってもSIPアカウントの認証が通りません。
と、いうわけで、オートコンプリート機能を切るか、別のブラウザを使いましょう。
・・・というだけの備忘録です。
誰かの役に立てばいいな。
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