これまで、MicrosoftのSurface Pro(初代)っていうタブレットでいろいろな絵を描いてきました。
ですが、最近になり、重いとか、熱いとか、バッテリーがすぐになくなるとかの問題が気になるようになってきたので、ドスパラのraytrecktab 10インチモデルに乗り換えてしまいました。
そんなSurface Proは、マグネットと専用端子で接続する、保護カバーを兼ねた(別売りの)キーボードが特徴的で、感圧式のTouch Coverと、普通のキーボードっぽいType Cover(と、Type Coverにバッテリーが搭載されたもの)がラインナップされていました。
それは今でも新しくなって引き継がれているSurfaceのタブレットシリーズの特徴の一つです。
私もそんなTouch Coverを愛用していたひとり。
しかし、もちろんSurfaceタブレット専用なわけで、Surfaceから乗り換えた今、そのキーボードは使うことができません。
そんなキーボードに接続してBluetoothで自由を与える。そんな製品がSurface Wireless Adapter for Typing Coversです。名前が長いね。
ひとまず製品の外観から。中古品なのでパッケージにいくつか傷があります。
これはどういう製品かというと、Surface Pro 2までに発売されたTouch CoverとType Coverに接続するアタッチメントで、これを接続することで、Bluetoothキーボードにしてしまうというものです。
事前にググってみたところ、Surface Pro 3以降(Goを除く)のType Coverを接続しても動作はするそうですが、タッチパッドのスクロールジェスチャが使えないなどの制限がでるそうです。
ちなみにこの製品、日本でも正式に発表され、発売が秒読み段階だったのですが、海外で発売された後、なんのアナウンスもなく発売中止となってしまい、海外も製造が中止されて、店頭に在庫を抱えるのみ(当時)となってしまいました。
なにか大きな問題を抱えていたのか、はたまた権利問題で販売停止となってしまったのか…。
実際の理由はよくわかりませんが、現在では入手しづらい製品の一つです。
気を取り直して、取り出してみたのがこちら。
Surface Proの本体と同じと思われる素材が使われており、すこしずっしりとしていて、爪でこすると跡がつきます。
付属品は充電用のmicroUSBケーブルと説明書のみ。もちろん日本語は書いてありません。
左側には充電用のmicroUSBポートがあり、右側には電源ボタン、中央にはインジケータがあり、裏面はキーボード側に接続する端子がついています。
電源ボタンは1秒押すと電源がオンになり、3秒押すとペアリングモードになります。
電源に関しては、カバーを接続すると勝手にオンになり、取り外すと勝手にオフになるので、いちいち取り外せば電源ボタンを操作する必要はありません。
というか、接続しっぱなしにしておくと、いつの間にか何かの拍子に電源が入ってしまい、気づいたらバッテリーが切れていることがしばしばあります。
使用時に接続して、使用後は取り外すのが適切な運用法かもしれません。(カバーと接続されていない場合はそもそも電源が入りません)
とりあえず、パソコンと接続する方法を書いておきます。当時はWindows 8.1でしたが、今はWindows 10なので、画面はWindows 10のものです。
1.アダプターとカバーを接続する
2.アダプターの電源ボタンを3秒ほど押す(ここでインジケータが点滅するようになる)
3.Windowsの設定画面から、「デバイス」を選ぶ。
4.「Bluetooth または その他のデバイスを追加する」を選択する。
5.「Bluetooth」を選ぶ。
6.少し待つと、リストに出てくるので、出てきたものを選択する。
7.接続完了!
接続は非常に簡単ですね。
あとは普通に使うことができます。タッチパッドでカーソルが動きますし、2本指でスクロールすることもできます。
ただし、ストアアプリにあるTouch CoverやType Coverの設定変更をするツールは使えません。
最後に技適ですが……予想はしていましたが、どこにも記載がありません。
つまり、この製品は日本国内で電波を出してはいけないことになります。(レビューのために接続しましたが、それ以後は電源を切って倉庫に片付けています)
海外へ行った際に使用するようにしましょう。
せっかくのいい製品なのに、技適を通っていないせいで国内で使えないのは非常に残念です。
しかし、なんでMicrosoftは発売中止にしたんでしょうね。やはり権利問題なんでしょうか…。
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