自衛隊の集団接種会場(東京)でモデルナのワクチンを打ってきたよ

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いつかこの記事を誰かが見たとき、新型コロナなんてあったなぁと思えるような世の中になっていることを切に願います。

でも、そもそも他力本願ではなく、みんながみんなそれぞれで感染対策を実施するべきだよなぁなんて思うわけです。
じゃあどうすればいいかというと、一刻も早く集団免疫を獲得するのが近道です。


ところで、こんな話をご存じでしょうか。

とある村で、宴を開くために村人から少しずつワインを集め、ワイン樽をいっぱいしようとしました。
後になってワイン樽の中身を確認したところ、ワイン樽からはちっともワインの匂いがしません。
中身を見てみたところ、そこにあったのはワインではなく、すべて水でした。

どうしてワイン樽にワインが入っていないのでしょうか。

それは、村人の一人が「ワインは高いし、自分だけこっそり水を入れてしまえ。一人くらいではわからないだろう。」と考えてこっそりワインではなく水を入れたところ、実は他の村人もみんな同じように考えて水を入れていたため、最終的には水しか集まらなかったのです。

この寓話は、誰か一人が教えに従わないことで、全体が崩壊してしまうことを例えた話です。

集団免疫についても同じ事です。
集団免疫を獲得するためには一定数の人がワクチンを接種する必要があります
しかし、「自分が打たなくても周りが打ってくれるから集団免疫になるだろう」という人がいると、先ほどのワインの話のように必要な数が集まらず、集団免疫というものが崩れてしまうのです。

打ちたくても打てないという人は多くいると思いますが、打とうと思えば打てる人は、みんなワクチンを接種するべきです。


というわけで、集団免疫獲得のために、ワクチンを接種しなければならないと思ったのですが、私の自治体は早くても年末になりそうな雰囲気です。この文章を書いている時点で感染が爆発的に増加しているため、あまりうかうかしてもいられません。

なので、接種券さえ持っていれば予約をすることで誰でもワクチンを接種できる自衛隊の集団接種会場(東京)に行ってきました。
自衛隊以外の接種会場で接種した人や、これから接種するという人のために、接種会場の様子をお伝えしようと思います。

ちなみに、会場内は写真や動画・録音が禁止なので、文字だけでお伝えします。
見づらいと思うけど許してね。

  • 事前予約必須です
  • 会場はマスクが必須です
  • 会場は撮影・録音・会話が禁止です
  • 明らかに熱がある人や体調が悪い人は接種を受けられません
  • 最低でも接種券と身分証明書がなければ予約していても接種を受けられません

  • 予診票を忘れた / なくした場合でも、途中で記入できるため大丈夫です
  • 車椅子の人も接種を受けられます。というか、受けている人がいました
  • 予診票の「接種前の体温」は会場でも記入できるので空欄でも問題ありません
  • ボールペン等の筆記用具は不要です。会場で消毒済みのボールペンを使用できます

1. 受付

会場に到着すると、仮設テントのような受付があります。
案内に従いつつ、空いていそうな入口に向かいます。
私の時は、1~5番の入口が開いていました。

受付では、手荷物検査(危険物の調査)、体温のチェック接種券ならびに身分証の確認を行います。
このとき、接種券に書かれた番号で予約の有無が確認されます。
そのため、予約をしていない人や、違う日付/時間の人はここで追い出されると思います
予診票の「接種前の体温」が未記入の場合は、ここで計った体温を記入するように言われます。

この受付で接種券や予診票をクリアファイルに入れられるのですが、この先はそのクリアファイルの色ごとにまとまって移動なり接種なりをしていきます(後に回収されます)
会話はNGですが、知り合いなどと一緒に移動したいという場合は、同じ受付から進むと吉です。

2. 予診票の記入 (記入していない人のみ)

予診票を記入している人としていない人(持っていない人)で分けられます。
スムーズに進むために、予診票はあらかじめ記入しておくことをお勧めします。

予診票は自治体から配られたものがそのまま使えますし、無くしたり書き損じた場合でも、自衛隊の集団接種を予約するページでプリントアウトもできたはずなので、確認しておくとよいでしょう。

3. 入場待機

受付で渡されたクリアファイルごとに列を形成し、着席します。
この先はトイレに行く機会があまりないので、必要なら着席前にトイレに行っておくことをお勧めします。というか、そのように案内されます。

着席をして待っていると、列ごとに先に進むよう案内されます。

なお、待っているときに写真や動画の撮影や録音が禁止であることを伝えられ、スマホ等はカバンに入れておくように言われます。
というのも、無許可で内部を撮影され悪用されたことがあるからなのだとか。
というわけで黙って指示に従いましょう。誤解されるような行動も慎みましょう。

4. エレベーター待機

建物に入ると、接種会場に入るためのエレベーター待ちとなります。
クリアファイルの色ごとに接種会場が階層ごとに分けられているため、この先は他のクリアファイルの色の人とは会わなくなります。

着席しているとクリアファイルの色で呼ばれるので、案内にしたがってエレベーターに乗ります。
エレベーターには壁を向いて乗るように案内されるので、そのようにしましょう。
(私の時は壁を向かないで乗る人がいましたが、なんか嫌な雰囲気になります…)

5. 予診票チェック

今回が初めての接種か、アレルギーはないか、過去に予防接種で問題がなかったかをチェックしていきます。
多少であってもアレルギーがある人は申告しなければなりません(予診票への記入が必要です)。

6. 診察

主に予診票をベースに、接種に問題がないかをチェックしていきます。


もし多少でもアレルギーがある場合は、ここで接種後の経過観察が15分になるか30分になるかが決まります
経過観察が30分になるのが嫌だからといってアレルギーなどの症状を隠してはいけません
正直に真実を伝えてください。

確かここで、左腕に接種するか右腕に接種するかを選べた気がします。
接種後1~3日ほどは腕に筋肉痛のような痛みが残るので、利き腕とは逆側の腕をお勧めします。

7. 接種

ここでようやく、お待ちかねの接種となります。

あらかじめ決めておいた方の腕にワクチンを接種します。
注射で気分が悪くなる人についてはベッドに寝ながら接種することもできるので、申告するといいでしょう。私の直前の人は申告していたようで、ベッドで接種していました。

8. 次回の予約

次回の接種予約を行います。

接種からちょうど4週間後の同じ曜日に予約を取ることになるようなので、空いている時間で希望の時間を伝えます。
どうしても都合が合わないときは他の日にすることもできるようですが、選択肢はかなり限られているようなので、よほどのことがなければ日付の移動はしないようにしましょう。

ここの手続きを終えると、予約システムに2回目の予約が追加され、1回目の予約が「接種済み」になります

9. 経過観察

別の部屋で経過観察を行います。
通常は15分、アレルギー等がある人は30分の経過観察になります。
もし気分が悪い場合は遠慮なく手を挙げてスタッフを呼びましょう

部屋には時計があり、退場可能時刻が書かれた紙は出口で回収となるので、きちんと時間が経過するまで指定された座席でじっとしていましょう。

部屋には自動販売機もあるので、飲み物が欲しい場合はそこで買うこともできます。

何も持たずに経過観察していると延々と振り込め詐欺防止のビデオを見せられるので、本などの暇つぶしができるものを持ち込んでおくとよいです。

10. 外の世界へ

経過観察が終わったら、退場時間の書かれた紙を出口で渡し、乗ってきたエレベーターに乗って接種会場を後にします。


ステップが多いなぁと思いますが、これらの手続きは思った以上にすいすい進むので、あっという間に接種が終わります。
2回目はまだしばらく先ですが、おそらく同じような感じで進むのではないかと思います。

みんなで接種!めざせ集団免疫獲得💪💪💪

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