ミュークルドリーミーみっくす!の企画展に行って動画トレースワークショップを体験してきたよ

イベント

さてみなさん、ミュークルドリーミーというアニメシリーズをご存じですか?
このブログでも何度か取り上げているので、熱心な読者の方であればきっとすでにご存じと思います。

……え?知らない?
じゃあ、ぜひググってみてください。それと、(この記事を書いている時点では)テレビ東京で毎週日曜日の10:30からアニメを放送しているのでぜひ見てみてください(※月末の放送のみ主題歌を歌っている2人が送る総集編となっているので、アニメ本編を見るのなら月末以外です)。
なお、首都圏ではない地域では放送日時が異なることがあると思うので、そのあたりはよく調べておいてくださいね。


で、そのミュークルドリーミーというアニメシリーズの企画展「ミュークルドリーミー ~ひらいて、ドリームゲート!~」が、2021年11月27日~2022年4月3日まで、東京都にある「杉並アニメーションミュージアム」にて開催されています。

杉並アニメーションミュージアムはアニメ制作の歴史や現場、仕組みなどをわかりやすく学ぶことができる大人も子供も楽しめる施設ですが、今回のようにときどきアニメとコラボして企画展を開催することがあり、中にはそこでしか見られないような貴重な資料が展示されているなど、そのアニメのファンにはたまらない内容となっています。

まずは、その企画展についてざっと紹介します。
細かいところは実際に足を運んでご覧ください。


会場内は以下の画像のような感じです。
360度写真なので、マウスでのドラッグやタッチ操作でぐりぐりご覧いただけます。

訪問したのは土曜日かつクリスマスの正午過ぎですが、見ての通り、混雑しているような様子はありません。


いくつかある黒いショーケースは、絵コンテや台本などが展示されています。

残念ながら撮影禁止のマークが付いていたので、現地でじっくり観察しましょう。
個人的には、絵コンテのぺこくんがツボでした。

壁にはキャラクターの紹介やクイズなどが展示されています。
クイズは全て答えるとシールがもらえるみたいです。参加する方は3階の受付で聞いてみてくださいね。


また、いくつか写真撮影スポットもあります。

写真撮影スポットでは、記事のトップにあるプラカード(?)を持って撮影することができます。
持つ前と持った後は手指の消毒を忘れずに。消毒液は現地にあります。


さて、ここからは企画展の目玉イベント(?)である、「動画トレースワークショップ」についてです。

「ここたま」のときにもありましたが、今回のミュークルドリーミーでも、絵をなぞってパラパラマンガみたいなアニメーションを作るワークショップが行われています。
現時点では2021年の12月25日、26日のみとなっていますが、企画展の終了までまだ日があるので、別の機会にまたやるのではないかと思っています(スタッフの人に聞こうと思って忘れてました…)。

イベントの内容は「ここたま」の時と同じですが、改めてご紹介しますね。


「動画トレースワークショップ」というのは、あらかじめ用意されたお手本をトレース台でなぞり書きして、それを1枚ずつ撮影してアニメーションを作るというイベントです。

この机に並んでいる資料がそのお手本です。14種類あるみたいですね。ここたまの時より多いな…。

ものによって描く枚数や登場するキャラクターの数が違います。キャラクターの数が多いものや枚数が多いものは描くのが大変なので、あらかじめ時間に余裕を見ておくか、一緒に行っている人と協力して描くとちょっと楽です。
実際、私が体験しているすぐ横では、親子連れの方や姉妹で参加している人が分担して作業しているようでした。にぎやかでうらやましいな。
この中から1つ選んで、スタッフの説明を受けてから作業を始めます。


今回は、「ゆに」が登場する9枚のお手本を選びました。「ゆに」は比較的装飾品が多いので、9枚はちょっと大変かもしれません。

用意されている専用の道具を使いながら、トレース台の上で1枚1枚なぞっていきます。
黒い線は鉛筆で、青い線と赤い線は色鉛筆で描いていきます。

線はある程度適当でも問題ないみたいですが、キレイに描いた方が完成したときに見栄えがいいので、なるべくきれいに描くことをお勧めします。特に、キレイに描くとスタッフの人が褒めてくれたりするのでちょっと嬉しいです。


全部描いたら、スタッフのところに持って行きましょう。

スタッフのところに持って行くと、専用の道具に固定されたiPadで描いた絵を撮影していきます。

「ここたま」のときはこんな立派な台じゃなかった気がします。専用のものを作ったんですね。
それだけ人気のイベントって感じがしてなんかイイですね。

ちなみに、ここで撮影に使用しているアプリは「KOMA KOMA for iPad」という無料アプリなので、ご自宅でも手軽に体験できるみたいです。


さて、完成したアニメーションはこちらです。

数十分かけて描いた9枚の絵で作ったアニメーションですが、動かしてみたらおよそ3秒ほど。ほんとに一瞬ですね。
スタッフの人が言うには、30分のアニメではおよそ4,000枚の絵を描いているみたいです。そう考えるとアニメーターの方々ってすごいですよね。尊敬しちゃいます。

ちなみに、お手本は回収されちゃいますが、描いた絵はお土産として持って帰れます
あらかじめクリアファイルなどを持って行くといいでしょう。そのままカバンに突っ込むと鉛筆の黒ずみが移ってしまうので注意です(移りました)。


絵を描くだけでも大変なのに、さらにこれを数千枚描くとなると、どうしても気の遠くなる作業のように感じてしまいます。
30分のアニメで数千枚なのですから、2時間の映画だと1万枚は超えそうですね。すさまじい量……。

アニメってすごいなぁ。

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