COOV N100っていうNintendo Switch用コントローラーコンバーターを買ってみた

Nintendo Switch

(携帯モード with DualShock 4)

Nintendo Switch、遊んでますか?

Nintendo Switchは実にいいゲーム機ですよね。持ち運んで遊べるし、複数台買えばテレビの取り合いにならないし、手頃な大きさだし…。

でも、あのコントローラ、正直言って使いづらくないですか?

Joy-Conは、左右別々に持って遊ぶゲームではそこそこの操作性ですが、両手でがっしり持って遊ぶゲームには、大きさやスティックの大きさに不満を覚えます。

そこでSwitch用のProコントローラ……となるのですが、あれはあれででかすぎるような気もしますし、値段も高い。
ゲーム機が増えるたびにコントローラが増えていくのも、邪魔で管理がしづらいです。
互換のProコントローラも売られてはいますが、たいていの製品はジャイロが非搭載なので、ゼルダやマリオ オデッセイなどでは困りがちです。

どうせなら、他の機種のコントローラが使えたら便利ですよね。DualShock 4とか、Xbox 360のコントローラとか…
と、言うわけで、そういうものを使えるようにしてくれるのが、今回買ってみた「COOV N100」です。

先に言っておきますが、N100は有線での接続しかできません。
無線に対応してるN200っていうのもありますが、まだ売ってないですし、無理矢理無線化しているので、ごり押し感が半端ないです。
それでも無線がいいっていう人は、N200ってのを探してみてください。

※2019/01/15 追記
いつの間にか「COOV N100 Pro」っていうのも出てました。こちらは無線でコントローラを使用できるようです。


まずは本体。100円ショップのカードリーダーくらいの大きさですかね。そこまで大きくはないですが、Switchに繋ぐ際は、隣のUSBポートと干渉するかもしれないので、延長があるといいかもしれません。

さっそくSwitchに接続…といきたいところですが、まずはファームウェアの更新をしましょう。
「こんな製品にファームウェアの更新!?」とお思いの方もいると思います。自分も最初はそうでした。
実は、ネットショップが更新方法を書いていなかったり、「更新はできない」と言い張っているだけで、公式サイトにはバッチリ更新方法が書いてあります。
海外のネットショップは丁寧に更新方法を書いていてくれたりするんですがねぇ…

ファームウェアの更新方法は実に簡単。
まず、公式サイトにあるN100のファイルダウンロードページにアクセスしましょう。こちらです。

http://www.mycoov.com/infomation/fix/cid-1-aid-1

自動プロッタ専用ファームウェアとかいう気になるものもありますが、ここでは取り扱いません。
「Firmware Vx.x版本」の真ん中の、「Firmware Vx.x version」の「Download」を押します。
一番下のを押せば日本語のファイルが取得できそうに見えますが、圧縮ファイルが壊れていてまともに読めませんでした。(こちらの環境では)

圧縮ファイルの中身はこうなっています。

下の2つは特定のゲームでマウスとキーボードを使うためのやつらしいですが、専用のUSBハブが必要とかなんとかでよくわからないので、触れないでおきましょう。

一番上のフォルダは、N100の設定を初期化するためのファイルです。N100の挙動がおかしいとか、設定が戻らなくなったとかそういう際に使います。
肝心のファームウェアは2番目のフォルダの中に入っています。

「change log.txt」には、過去にどんな更新があったか書かれています。
機能を把握するためにも使えるので、暇なら目を通しておいてもいいでしょう。

「firmware.bin」が、文字通りファームウェアです。
これを圧縮ファイルから取り出し、どこかわかりやすい場所に置いておきます。

次に、N100をパソコンのUSB端子に接続します。
このとき、N100にコントローラを接続しないようにしてください。


(N100の公式HPより)

接続が完了すると、パソコンにN100が認識され、リムーバブルディスクが現れます。
中には「data.bin」と「firmware.bin」があります。

この「firmware.bin」を先ほど展開した「firmware.bin」で上書きすると、書き込みが終わった瞬間に、自動的にN100がパソコンに再接続されます。
無事にリムーバブルディスクが再認識されれば、更新は完了です。

設定を初期化したい場合は、「firmware.bin」ではなく「data.bin」を更新します。
肝心の「data.bin」は先ほどの一番上のフォルダに入っているので、初期化したければ一緒に上書きしてしまいましょう。
なお、「data.bin」を上書きした場合は、特にN100が再接続されたりはしません。

更新が終わったらN100をパソコンから引っこ抜き、DualShock 4やXBox 360コントローラなどをUSBでN100に繋ぎ、Switchに接続します。
Switchへの接続方法は、DockのUSBポートに刺してもいい(TVモード)ですし、Type-C→Type-A変換を介して接続してもいい(携帯/テーブルモード)です。


(テーブルモード)

なお、Switch側で「Proコントローラーの有線通信」をONにしておかないと反応しないので、忘れずにONにしておきましょう。
(「設定」の「コントローラーとセンサー」にあります)


(任天堂公式HPより)

ちゃんと認識しファームウェア更新に成功していれば、接続したコントローラでSwitchが操作できるはずです。
あとは、Proコントローラに対応したゲームで遊びましょう。

ちなみに、DualShock 4の場合、「Options」ボタンが「+」ボタン、「Share」ボタンが「-」ボタン、タッチパッド押し込みでキャプチャーボタン、「PSボタン」が「Home」ボタンです。
DualShock 4だとジャイロが使えますので、Splatoon 2だと照準や画面の移動、ゼルダの伝説 BotWだと弓矢やパズル、マリオカート 8 DXだとハンドル、マリオ オデッセイだと帽子投げアクションなどが使えます。


それ以外にも、振動の感度調整やボタンの入れ替え、モード変更や連射など、N100にはまだまだ様々な機能があります。
が、英語と日本語のマニュアルはリンク切れで閲覧できないため、使用方法は中国語のマニュアルを読まなければなりません。
ぶっちゃけてしまえば、よくわからないです。翻訳にかければなんとなくわかりますが、結構あやしい感じ…。

http://www.mycoov.com/infomation/func/cid-1-aid-1

もしそれらの機能に興味がある人は、公式サイトで配布しているPDFをGoogle翻訳に突っ込むなどして調べてみてください。
私はそれを見つついろいろやってみましたが、設定が元に戻らなくなったので、前述の設定初期化をする羽目になりました。

それらの設定を使いこなせたら便利かもしれません。


余談ですが、DualShock 4などのコントローラは、「ZR」や「ZL」にあたるボタンがレバー式なので、Splatoon 2で遊ぶと、パブロなどの連打系ブキで指が大変なことになります。
でもコントローラの握りやすさやスティックの感度は捨てがたい。うーん、悩みどころ…

追記:
家にあった様々なコントローラを接続してみましたが、純正ではないコントローラは軒並み全滅でした。
互換コントローラを愛用している人は、買う前にじっくり考えてください。

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