※これはミノルタのリモートシャッター
みなさん、ソニー製品は使ってますかー?
うん、そうだね、プロテインだね。
最近、ソニーはミラーレスのカメラやハンディカム、さらにはデジタル一眼に「MULTI端子」というmicro USBを独自拡張したような端子を搭載するようになりました。
この独自拡張の端子で、カメラのシャッターを切ったり、レンズのズーム機構を動かしたり、映像を出力したりと、まさに「マルチ」なことをすることができるようです。
※MULTI端子という言葉に聞き覚えのある人もいそうですが、おそらくそれはPlayStationシリーズの映像出力ケーブルのことだと思います。でも、残念ながらそれじゃないです。そっちは「AV MULTI」で、こっちは単に「MULTI」です。なんとややこしい。
で、このMULTI端子なのですが、実はミラーレスなカメラでシャッターを切るだけならハンディカムの映像出力ケーブルでできるってご存知でした?
つまり、ハンディカムの映像出力ケーブルさえあれば、リモートシャッターが自作できてしまうというわけです。
じゃあまずはその仕組みから。
ハンディカムの映像出力ケーブル「VMC-15MR2」を分解したところ、以下のような結線になっていました。ピン数は10ピン(MULTI)+5ピン(microUSB)です。
- 未結線
- GND
- 映像(黄色)
- 左音声(白)
- 右音声(赤)
- GND
- 未結線
- 未結線
- 未結線
- 未結線
必要以上に線が繋がれていない、シンプルな構造ですね。
microUSBの4番とGNDを180kΩの抵抗でつなぐと映像出力モードがONになるとかいうウワサもあるようですが、真偽のほどはわかりません。
さて、それではMULTI端子におけるリモートシャッターの使用ピンはというと…
- 未結線
- 未結線
- 未結線
- シャッター(フォーカスと同時押し)
- フォーカス
- GND
- 未結線
- 未結線
- 未結線
- 未結線
と、なっています。
さて、勘のいい方ならもうお気づきですね?
つまり、ハンディカムの映像出力ケーブルに対して・・・
- 赤色端子の内側と外側を接触させるとフォーカスが動作する
- 赤色端子の内側と外側が接触しているところに白色端子の内側を接触させるとシャッターが切れる
となるわけです。
・・・え?信じられない?じゃあこの写真をご覧ください。
赤色端子に金属的なものを詰めることで、シャッターに指を触れていないのに、半押し状態になっている(マスコットにピントのマークが出ており、画面左下に緑の●表示がある)ことがおわかりだろうか。
ここに白色端子の先っちょをチョンとするだけで、なんとシャッターが切れてしまうのです!わぁびっくり!
ハンディカム用のケーブルなのにびっくりですよね。
ソニーのカメラとハンディカム、さらに映像出力ケーブル「VMC-15MR2」をお持ちの方はお試しあれ。
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